ワイナリートップイメージ

HOME >> ワイン >> ワイナリー >> Monte di Grazia

Monte di Grazia モンテ・ディ・グラツィア

アルフォンソ
このワイナリーはアマルフィー海岸のトラモンティという地区に位置する。トラモンティはラヴェッロの裏手にあたる、海岸から約10km程内陸に入ったところにある。

モンテ・ディ・グラツィアのオーナーで、医師でもあるアルフォンソ・アルピーノは90年代から家族で所有するブドウ畑で作業を行うようになり、1993年、本格的にワイナリーを立ち上げた。ワインづくりは彼の情熱をかきたて、その後さらに“カシーナ”と“ヴィニャネッラ”の二つの畑を購入した。畑はリベッチョ(温かな南西の強風)や、夏と冬の気候の厳しさを和らげる潮風だけでなく、北風の影響も受ける。これらの畑は非常に古く、植えられているブドウの木々には100年を超えた樹齢のものも少なくない。そしてこれらは台木なしの自根で栽培を行っている。平均樹齢は55〜65年で、収穫量は1ヘクタールあたり平均で3トンと非常に少ない。(因みにバローロで認められている最大収穫量は8トン。)

現在ワイナリーが所有する5つの畑のうち、一番標高の低いところにある“カーサ・ディ・マリオ”は海抜270m、一番標高の高いところの“モンテ・ディ・グラツィア”は海抜550mに位置しており、これらの畑は1997年からビオロジックの認定を受けている。一日の気温の寒暖差が大きいため、特徴的なミクロクリマが生まれ、ヴェスヴィオ火山の噴火の影響をうけた地質は、砂やラピッロと呼ばれる火山灰、粘土質などで構成されている。これらの畑の木々から育つブドウからは、生き生きとしたフルーティーの香り、ミネラルと酸をしっかりと感じられるワインが生まれる。

モンテ・ディ・グラツィアが使用するブドウはティントーレ、ピエディロッソ、ペペッラ、ジネストラ、ビアンカ・テネーラといったほとんど知られていないトラモンティ地区の土着品種ばかりだ。自然のサイクルを非常に大事にして栽培を行っており、施肥には発酵した牛フンの堆肥のみを用い、べと病やうどん粉病には硫酸銅と硫黄のみを使用し、農薬や除草剤は使用していない。100年を超える年数の経った木々を現在まで守ってきた昔ながらの方法である。自然そのものの働きを尊重しつつ行われる作業は、木々の寿命をさらに伸ばすことになるのである。

印刷用ページを開く

ワイン名をクリックするとテクニカルシートがご覧になれます。

白ワイン
IGT Campania Bianco
  カンパニア ビアンコ
赤ワイン
IGT Campania Rosso
  カンパニア ロッソ
ロゼワイン
IGT Campania Rosato
  カンパニア ロザート

モンテ・ディ・グラツィア 写真

ガイドブック評価
allow ガンベロロッソ ヴィーニ・ディタリア 2011
  Campania Rosso IGT
2007
2ビッキエーリ  
  Campania Rosso IGT
2005
2ビッキエーリ  
※ガイド評価の詳細については、「ガイドブック」の項目をご覧ください。 

【ワイナリー名】 Azienda agricola Biologica Monte di Grazia モンテ・ディ・グラツィア
【所在地】 Via Orsini, 36 - 84010 Tramonti (Salerno) CAMPANIA
  カンパニア州サレルノ県トラモンティ
【生産本数】 約6,700本
【所有畑】 約2.7ha
【ホームページ】 http://montedigrazia.voxhumanitatis.net/

このページのトップへ戻る