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イタリアワインの格付け

イタリアのワインの格付けはワイン法(1963年)に基づき規定されており、上位からDOCG・DOC・IGT・VdTに分類されます。

DOCG
【統制保証付原産地呼称ワイン】
イタリアワインの格付けの中で一番厳正な規定が設けられている。申請の前に少なくとも5年間、DOCのカテゴリに属していなければならない。農林省、商工会議所の化学・物理検査を受け、一つ一つのボトルには政府が認可(ガランティータ)したことを証明するシールが貼られる。2010年10月現在で50銘柄が認可されている。
allow DOCGリストを見る (2013/10/04更新)
 
DOC
【統制原産地呼称ワイン】
DOCには一定の審査が定められている。すべての生産過程(栽培から出荷まで)はこの規定に基づき行われなればならない。(生産地、栽培方法、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、熟成方法など)また瓶詰めの前に、規定された必要条件を満たしているかの審査、化学・物理検査が商工会議所によって行われる。
allow DOCリストを見る (2013/1/31更新)
 
IGT
【地域特性表示ワイン】
1992年に新設。生産地の名前が用いられる。(ピエモンテ、シチリアなど)その地域のブドウを最低85%使うことが義務付けられ、ラベルには使用されている品種と年が記載されているものも多い。
allow IGTリストを見る (2013/1/31更新)
 
VdT
【テーブルワイン】
最低の基準はあるものの、その他には特に規定はなく、ブドウ品種・生産地の表記の義務はない。(赤、白などの色の記載は義務付けられている。)DOCG、DOC申請がなされていないワインがこの分類となる。規定にしばられることなく生産されることで、質の高いワインも多くつくられている。