色は輝きのある黄金色がかった麦わら色。まずグラスに鼻を近づけるとアロマの香りが豊かなことに驚かされる。アカシアの蜂蜜、カモミールティー、白系の花の香りや南国のフルーツの香りと鼻を近づける度に違う香りを楽しませてくれる。またグリーンペッパーなどスパイス系の香りもある。口内に広がる深い味わいは、７年が経っているとは思えないフレッシュ感があり、酸味とのバランスがすばらしい。13,5℃という高いアルコール度数でありながら、まったく飲み手を疲れさせない。マセラシオンから来る黄金色を見ると、重たそうで飲みにくそうだが、逆に一杯飲むとまたもう一杯とグラスが進んでしまう。
複雑味があり、エレガントな余韻からは、葡萄の完熟度合いがうかがえる。抜栓後、バキュームせずに２週間放っておいて試したが、２週間経ってもフレッシュさを保っているのにびっくりした。
オーナーのダミヤン曰く、「俺は50年もつワインを造る」というのも納得させられる。
発酵は自然酵母のみで行い、ワインの清澄処理や濾過作業は一切行っていない。