SAGRANTINO サグランティーノ |
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この品種の起源は、中世期にギリシャ正教会の修道士によって、ギリシャからイタリアへもちこまれたのがとされるのが有力である。サグランティーノという名前は『サクリフィーチョ(献身)』もしくは『サグレスティア(聖具室)』を由来とすると言われている。古くからウンブリア地域で栽培されており、特に有名なのはモンテファルコ地区であるが、ベヴァーニャ、グアルド・カッターネオ、カステル・リタルディ、ジャーノ・デッルンブリア他ペルージャ県内全てで栽培されている。
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ワインの種類: | 赤 |
葉: | 中型の三枚葉。まれに五枚葉も見受けられる。 |
ブドウの房: | 小〜中型の円柱もしくは円錐型で、中くらいの岐肩をもつ。 |
果粒: | 中型の楕円形。果皮は非常に厚く、蝋粉に覆われている。 |
適した土壌: | 珪(ケイ)酸質、粘土質を好む。冬の寒さに強い。 |
ワインの特徴: | ザクロを思わせる深いルビー色。フルボディで、リッチな味わい。絹のようななめらかさで、スパイス香やクワの実が感じられる。ドライな口当たりだが、深いアロマとベルベットのようななめらかさが心地よい。ネッビオーロの数倍ものタンニンを有していることでも有名である。 |
■サグランティーノで作られる原産地呼称ワイン |